| VOL.2 「犬・猫の予防医学について」 2004 April |
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| 前号ではペットに不妊手術を施した場合、将来の病気の予防にも有効である事をお話しました。今回はもう少し掘り下げて「犬・猫の予防医学の重要性」について触れたいと思います。 人間同様ペットにも様々な病気の要因が日常潜んでいますが、獣医学の発展に伴い、予防できるものもふえました。 予防できる代表的なものは1.ウイルスや細菌による伝染病、2,蚊が媒介するフィラリア、3,ノミ・ダニなどです。 まず1,の伝染病ですが、犬では5〜9種類、猫では3〜5種類の病気の混合ワクチンを初年度には2〜3回、2年目からは年に1回注射することによって免疫を作り・維持することで防げます。その中には短期間での死亡率の高い犬・猫パルボウイルス・犬ジステンパー・伝染性肝炎などもあれば、潜伏・持続感染してジワジワと猫を弱らせる猫白血球ウイルスなど、見た目は感染しているのがわからない病気もあります。元気な時にワクチンをうって、あらかじめ免疫を作って置くことが大切です。 次に2,のフィラリアですが、蚊が犬や猫の血を吸うときに仔虫が注入され、4〜5ヶ月後には心臓でそうめんのような白くて細長い成虫になります。 心臓に虫が住みつきさまざまな外を与える様々な害を与える恐ろしい病気ですが、予防を策を定期的に与えることで感染を防げます。 そして3,のノミ・ダニですが、単に犬・猫の血を吸うだけでなく、赤血球に住みつき破壊する虫を媒介したり、時には人間にも被害をもたらす恐い虫です。ノミやマダニも滴下薬を1〜2ヶ月に1回皮膚につけることにより予防・駆除できます。一緒に寝ているペットには必ず実施するべきでしょう。 なお犬の場合4,狂犬病ワクチン接種が法律で義務づけられています。 ここ数年、狂牛病や鳥インフルエンザなどズーノシス(人畜共通伝染病)が世界的な問題になっていますが、定期的に動物病院での検診を受け、防げる病気は防ぎ、家族の一員であるペットのQ.O.L(生活の質)を向上させ、ヒトとの共生をぜひとも楽しんで欲しいと願います。 |
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